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全国に120以上もある「愛宕山」という名の山。実は宮崎県内にも3つ存在することをご存知でしょうか?

全国に、こんなあるなんて知らなかった!なんと宮崎県にも3つありました。
今回はその中から、宮崎県延岡市にある「愛宕山(あたごやま)」と、そこに語り継がれる痛快な美女の伝説についてご紹介します。
延岡の愛宕山とは?かつては神話の聖地「笠沙山」だった
延岡市の市街地南部に位置する愛宕山は、標高251.3メートルの小高い山です。九州山地から東の平野へ突き出たような独特の地形をしています。
実はこの山、最初から「愛宕山」だったわけではありません。

昔は名称が違った。知らなかった・・・
名前の由来と歴史のドラマ
元々の名は「笠沙山(かささやま)」:天孫ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメが出会って結婚したという、日向神話のロマンチックな舞台です

神話の話だったんだね。
1603年、初代延岡藩主の高橋元種が延岡城を築城する際、城山にあった「愛宕神社」をこの山へと移設しました。それ以来、山全体が「愛宕山」と呼ばれるようになったのです。

神様が引っ越しきてくださり。名前が変わったと。なるほど!
掟破りの超行動派!女人禁制を解いた「日向御前」
江戸時代までの愛宕山(笠沙山)は、国主が自らお祭りを執り行うほどの神聖な霊山でした。そのため山には「男坂」が設けられ、女性の立ち入りを一切禁じる厳しい女人禁制の聖域だったのです。 [
この古い掟を、持ち前の行動力でガラリと変えてしまったのが「日向御前(ひむかごぜん)」です。
側近の制止をスルー!馬で駆け上がったお転婆エピソード
日向御前(国姫)は徳川家康のひ孫にあたり、延岡藩主・有馬直純の正室として島原からお輿入れしてきました。大変な美人でありながら、武芸の血を引く長身で男勝りな性格だったと伝わっています。
ある日、延岡城から南にそびえる愛宕山を眺めていた彼女は「あの山に登ってみたい」と思いつきます
側近たちは「あそこは女人禁制の聖域です!」と慌てて止めましたが、彼女は一蹴します。
「女と言えども人は人、人の参れぬ領域などあるものか!」
そう言い放つやいなや、日向御前は馬を走らせて一気に山頂まで登ってしまいました。この潔い「掟破り」をきっかけに愛宕山のご禁制は解かれ、領内の女性たちも自由にお参りできるようになったのです。地元では今でも親しみを込めて、お転婆な女の子を「日向御前」と呼ぶことがあります。

当時は、何かと掟が厳しい時代と想像します。姫は理不尽な掟なんて思ったんでしょう。
パワースポットを巡る!愛宕山にある3つの神社
愛宕山を訪れたら絶対に外せない、歴史深く神秘的な3つの神社をご紹介します
1・山麓に佇む「愛宕神社
高橋元種によって移設された、火伏せ(防火)の神様です。一時期は近くの春日神社に合祀されていましたが、人々の熱い願いによって現在の山麓へと復社しました
🔍 ここをチェック!

社殿にある鈴をぜひ下から覗いてみてください。なんと天狗の鼻に鈴がついています!
2・天空の聖地「愛宕神社 奥宮(極天さん)」の聖地「愛宕神社 奥宮(極天さん)」
山頂付近の「極天様(ごてんさん)」は、日向御前が感謝を込めて奉納した鳥居の笠木(一番上の横木)が残る場所です。
3・鳥居が連なる幻想的な「御手洗水神社(みたらいすいじんじゃ)」
奥宮近く、赤い鳥居のトンネルが幻想的なスポットで、かつては心身の清め場としてお水を祀っていました。
まとめ:歴史とロマンが詰まった延岡「愛宕山」へ
宮崎県延岡市にある「愛宕山」の魅力を振り返ります。
- 神話の聖地:ニニギノミコトの神話が残る古の「笠沙山」
- 日向御前の伝説:女人禁制の古い掟を破ったお転婆姫の乗馬登山
- 3つの神社巡り:天狗の鈴や神秘的な鳥居など見どころ満載
- 絶景のスポット:歴史巡りと合わせて最高の夜景も楽しめる
ただの観光地としてだけでなく、歴史の背景や日向御前の痛快なストーリーを知ってから訪れると、山頂からの景色がまた違って見えてきます。
延岡を訪れた際は、ぜひ愛宕山へ足を運んで、いにしえのロマンを肌で感じてみてくださいね!
アクセス
宮崎県延岡市愛宕山
参拝方法
愛宕神社は愛宕山にありますので
駐車場は愛宕山山頂付近の無料駐車場を利用しましょう。
とはいえ、駐車場からだと結構距離があります。
地元の方などは、登り口から最初の折り返しカーブの手前にある10台程度
停められるスペースに駐車しているようです。
また、奥宮は山頂駐車場から愛宕神社奥宮までだと徒歩20分程度で行けます。
愛宕山からの絶景と神話の空気を楽しんだあと
お腹が空いたらぜひ立ち寄ってほしいのが延岡発祥の「チキン南蛮」です。せっかく延岡に来たなら、タルタルなしの『直ちゃん』と、おなじみの『おぐら』のルーツを少し知ってから食べ比べると、ドライブの楽しさがさらに広がりますよ。それぞれの特徴や歴史の違いは、こちらの『【宮崎グルメ】チキン南蛮のルーツと発祥の秘密!直ちゃんとおぐらの違い徹底解説』にまとめています。
すきっちゃみやざき が馬で愛宕山を駆け上がる勇壮なシーン。徳川家康のひ孫で延岡藩主の正室、長身で凛々しい美しい姫、武家の装束、力強く山道を疾走する馬、-1024x575.jpg)


